|
|
- 12
3
4
5
- A.市場での株式の値は、どうして決まるのでしょうか?
たとえばAとういう会社について考えてみましょう。A社の株式を1株売りたいという人Bさんが存在する時に、果たしてBさんはA社の株式を売れるのでしょうか?この時、A社の株式を少なくとも1株以上買いたいという人がいなければ、BさんはA社の株式を売れません。
これとは、逆にA社の株式を1株買いたい人Cさんが存在する時に、果たしてCさんはA社の株式を買えるのでしょうか?この時、A社の株式を少なくとも1株以上売りたい人がいなければ、Cさんは、A社の株式を買えません。単純ですが、このように株式の値というものは、買う人と売る人が同じ株数でお互いに売り買いする結果値段が決まり、そして買いたい株数と売りたい株数の多い少ないによって、以降値段が上下するものといえます。
- B.株価を何を反映するものでしょうか?
ここにA社とB社そしてC社があり、それぞれの会社の総合的・経済的な価値を円で表現し、A10億円、B8億円、C12億円としました場合に、あなたはどの会社の株価が最も高いと判断されるでしょうか?これだけのデータで判断しろというのは到底無理なことですが、よくこういう言葉を耳にします。あの会社は利益の量も一番高いし業界1位だ。なぜ業界2位で利益の量も少ない業界2位のこの会社の株価の方が高いんだ?まったくの初心者のかたはそう思われるかも知れません。
でも、ここで、仮に業界1位の会社が大量の株式を発行しており、業界2位の会社が比率で業界1位の会社の発行株式よりも極端に発行株式数が少ないとしましたらどうなるでしょうか?市場で売買されている株式の値は、1株の値段のことです。ですから株価を見る場合にはかならずこのようなデータを踏まえて判断する必要があります。
- C.株はいつ買えば良いのか?
株はいつ買えば良いのか? 株は底値で買えば良いわけで、値下がりによる損失もありませんし、上昇することを待つばかりです。でもそのようなことはほとんど不可能で、せいぜい底値から2、3割り上昇したところで買うのがせいいっぱいのところです。ただここで投資スタイルを大きく2種類に分ける事ができると思います。一つは、じっくり持続するために買う、二つめは、短期で売りぬけてしまう投資スタイルです。いずれにしましても格言にありますようにしっぽと頭はくれてやれというように底値で買い天井で売り抜けることは至難のわざで、それに固執するあまり売り時を逃してしまうとういケースが多々あるようです。証券会社は顧客を相手に株式の売買を取り次ぐほかに証券会社自身が自社で日々株式を自社の益等のために売買をしています。一度の売買の金額が非常に大きいのでわずかの値上がりでも益を得ることができるのです。売買のタイミングを観て短期で株式を売買する投資スタイルの方はそういう事情を考慮に入れておかないと痛い目にあってしまいます。また、証券会社は、シンクタンクを持っていますし調査力もあり間違った銘柄(上場・公開している会社の株)を公には推奨しないでしょう。ただここで考えていただきたいことはそれをいつ買うか・売るかの問題につきると思います。いくら成長性があり財務内容も申し分ない会社の株式でも天井で買ってしまえばなんの意味もありません。そのようなことでその株の売買の目安・指針となるものに罫線というものが参考にされています。
|